PDF ファイルのしおり(目次)を編集し、ページを切り出す Mac のアプリです。
しおりの編集: しおりの追加・名前の変更・削除・階層の上げ下げ・並べ替え・行き先の付け替え。⌘Z で 1 操作ずつ取り消せます。
しおりをまとめて扱う: 別の PDF からしおりをコピー(ページのずれも直せます)、テキストで編集、ページのずれを直す、ページ順に並べ替え。
ページの切り出し: ページの一覧を見ながら切る場所を決め、好きなページ範囲を、しおり付きの別の PDF として書き出します。範囲は重なっても構いません。
元の PDF はそのまま: しおりの保存では、ページの中身や文書の情報、パスワードによる保護は変えません。変えていないしおりの行き先や色も元のまま残します。
ページの間をクリック: ページとページの間にハサミが出ます。クリックするとそこで切れ、もう一度クリックすると切れ目が消えます。
C キー(ここまでで切る): 1 つ前の切れ目の次のページから、今のページまでを 1 つのファイルにします。すでにあるファイルの途中で押すと、そこで 2 つに分けます。
範囲を選んで A キー: Shift を押しながらクリック(または Shift+矢印キー)でページの範囲を選び、A を押すと 1 つのファイルになります。ほかのファイルと重なってもかまいません。
しおりから: しおりを右クリックすると、「この見出しの範囲を切り出しリストに追加」と「この見出しの直前で切る」を選べます。「切り出し」メニューの「しおりから作る」では、第 1〜3 階層の見出しごとにまとめて区切れます。
残りを追加(「切り出し」メニュー): 最後の切れ目の次から最後のページまでを 1 つのファイルにします。
決めた範囲は、右の切り出しリストに 1 行ずつ並びます。チェックを外した行は切り出しません。「切り出し」メニューの「切り出す」(⌘R)で書き出します。
切り出しリストの「ページ範囲」の欄には、直接書き込むこともできます。
10-25 … 10〜25 ページ
8 … 8 ページだけ
1-3,8,20- … 1〜3 ページ、8 ページ、20 ページから最後まで(1 つのファイルになります)
20- … 20 ページから最後まで
-5 … 1〜5 ページ
全角の数字や「〜」「、」も使えます(例: 3〜5、8)。
ページは書いた順に並びます。5-6,1-2 なら 5, 6, 1, 2 ページの順です。
同じ行の中で範囲を重ねると、そのページは 2 回入ります。
「番号_見出し」の名前が自動で付きます。見出しは、その範囲の最初のページの見出し(無ければ直前の見出し)です。しおりが無いときは「番号_元のファイル名_p範囲」です。
ファイル名の欄で直せます。↺ を押すと自動の名前に戻ります。
「章/01_はじめに」のように書くと、サブフォルダの中に書き出します。
切り出しリストは、PDF の隣のしおりばさみファイル(.shiori)に自動で保存されます。テキストなので、文字の編集アプリで作ったり直したりもできます。
[切り出し]
1-6 01_はじめに
7-12,20 02_基礎
# 13-19 03_結果
1 行が 1 つのファイルです。ページ範囲とファイル名の間は TAB で区切ります(TAB が無ければ最初の空白で区切ります)。
先頭に「#」を付けた行は切り出しません。
ファイル名を空にすると「元のファイル名_p1-6.pdf」になります。
書き方に誤りがある行があると、何も書き出さずに、誤りのある行をすべて知らせます。
範囲の中のしおりが、そのまま付きます。範囲の外にある上の階層の見出し(章の名前など)も補って付けます。補いたくないときは、設定の「切り出すとき、範囲の外にある親のしおりを補う」を外してください。
無料版でできること:
100 ページまでの PDF を開く・見る・しおりを編集する
20 ページまでの PDF の保存・書き出し・切り出し
Pro で加わること:
101 ページ以上の PDF を開く・見る・編集する
21 ページ以上の PDF の保存・書き出し・切り出し(しおりのコピーを含む)
コマンド版を上限なしで使う
Pro は一度の購入(600 円)で使えます。購入は Apple アカウントに記録され、同じアカウントの Mac では「購入を復元」から使えます。
Q. PDF の隣に「〜.shiori」というファイルができました。
A. 切り出しリストと編集中のしおりを入れておく、しおりばさみファイルです。PDF を開くと自動で読み込みます。消しても PDF には影響しませんが、切り出しリストは失われます。中身はテキストなので、文字の編集アプリで直すこともできます。
Q. しおりを直したのに、PDF に保存されていません。
A. 無料版では、21 ページ以上の PDF のしおりは PDF に保存せず、しおりばさみファイルに保存しています。Pro にすると PDF に保存されます。
Q. 保存や切り出しができない PDF があります。
A. 作成者が変更や組み立て(ページの操作やしおりの作成)を禁じている PDF では、禁じられた操作はできません。ウィンドウの上に理由を表示します。
Q. パスワードで保護された PDF は使えますか。
A. 開くときにパスワードを尋ねます。しおりを保存しても、元の保護はそのまま残ります。切り出した PDF にはパスワードは付きません。
Q. 前のしおりに戻したい。
A. 「ファイル」→「バージョンを戻す」で、前に保存した状態に戻せます。
Q. 「購入を復元」はどこにありますか。
A. 「PDFしおりばさみ」メニュー →「購入を復元」です。
ターミナルで使うコマンド shioribasami が、アプリの中に入っています。使えるようにするには、次のようにします。
「PDFしおりばさみ」メニューの「コマンドを使えるようにする…」を選ぶと、2 行の命令がコピーされます。
ターミナルに貼り付けて、return キーを押します(Mac のログインパスワードを尋ねられます)。
コピーされる命令は、次のようなものです。アプリを移したときは、もう一度行ってください。
sudo mkdir -p /usr/local/bin
sudo ln -sf "/Applications/PDFしおりばさみ.app/Contents/SharedSupport/bin/shioribasami" /usr/local/bin/shioribasami
使い方は shioribasami --help で表示します。ページ範囲の書き方と切り出しリストの形式は、アプリと同じです。
shioribasami extract 講義資料.pdf 10-25 # 10〜25 ページを切り出す
shioribasami plan 講義資料.pdf -l 2 # しおりの第 2 階層ごとに区切った切り出しリストを、講義資料.shiori に書く
shioribasami split 講義資料.shiori # 切り出しリストのとおりに切り出す
コマンド版にも、アプリと同じ上限があります(見るのは 100 ページまで、書き出し・切り出しは 20 ページまでの PDF)。Pro を購入すると、コマンド版も上限なしで使えます。購入の後、一度アプリを開いてください。
ご質問や不具合のお知らせは、メールでお送りください。
support@mac3.tv
不具合のときは、macOS の版と、アプリの版(「PDFしおりばさみ」メニューの「PDFしおりばさみについて」に出ます)を書き添えてください。お返事には数日かかることがあります。
macOS 14 以降(Apple シリコン・Intel)